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インフルエンザになると血圧が上がる?下がる?

インフルエンザに限らず、風邪を引いたり熱が出たりすると基本的には体温が上がります。
これにはいくつかの理由があります。
まず1つ目の理由は体温が上がるからです。
体温が上がると副腎からアドレナリンなどが分泌されます。
そういった物質の分泌量が増えるということは、それを運ぶ血液の勢いを増させなくてはならないということになります。
それが血圧を上げることに繋がります。

もう1つの大きな理由はインフルエンザを発症している時に体が活動状態を保つことにあります。
普段であれば人間は交感神経と副交感神経の働きによって、活動とリラックスを繰り返しています。
交感神経が優位にある時は血圧が上がり、副交感神経が優位となっている時は血圧が下がります。
血圧が一定に保たれるということは変化しないということではなく、上がり下がりを繰り返しているということです。
インフルエンザを発症している最中は体はインフルエンザウイルスと戦っている状態なので基本的に交感神経が優位になっています。
それゆえに血圧が下がる機会が少なく、高血圧になってしまいます。

また、治療薬の中には血管を収縮させる作用を持つものがあります。
血管が収縮するとその分血液の通り道が狭まるので、血圧が上がります。
水道のホースを窄めると水圧が増すのと同じ理屈です。
それらの要因で高血圧になってしまうので、インフルエンザの発症中は血圧の上昇に気を配っておく必要があります。

ただし、インフルエンザが治りかけていくと体温を下げようとすることで血圧が下がることもあります。
また、脱水症状になると低血圧になるのでそちらにも気をつける必要があります。
加えてインフルエンザウイルスと戦っている時はある程度血圧が高くても、そのこと自体はおかしいことではありません。
これは風邪を引くと体温が上がるのと同じ理屈です。
しかし、高血圧は脳や心臓への負担が大きいことも事実であり、場合によっては対処が必要です。

高血圧治療薬とインフルエンザ治療薬の飲み合わせ

インフルエンザによる血圧上昇がどうしても危険な場合は降圧剤によって、意図的に血圧を下げるということも考えられます。
特に普段からインスリンの働きが弱いなどといった場合には高血圧が大きな問題を引き起こしてしまう恐れもあります。
しかし、インフルエンザの治療薬には降圧剤の効果を有しているものもあり、飲み合わせには細心の注意が必要となります。
もし、血圧を下げる作用のあるインフルエンザの治療薬と、降圧剤を併用すると血圧が下がりすぎてしまうこともあります。
普段から降圧剤を使用しているという方は主治医との相談をする必要があります。

インフルエンザの治療薬を処方する医師と、降圧剤を処方している医師が異なる場合は特に要注意です。
インフルエンザの治療薬を処方される際に降圧剤を使用していることは伝えておきましょう。
普段降圧剤を使っていない方はインフルエンザになったからといって降圧剤を使用する必要は特にありません。
ただ、血圧を測ってみた際に明らかに高すぎると感じた場合は医師に相談することをおすすめします。
降圧剤は飲み合わせの問題があるので、極力食事など他の要素で血圧を下げられればベターです。
加えて覚えておきたいのがインフルエンザを治すためにはある程度の血圧上昇は必要になります。

インフルエンザにかかったにも関わらず、血圧が全然上がっていなければ完治まで時間がかかる可能性もあります。
血圧の上昇幅が問題のない範囲なのかどうかはなかなか判断ができないので、医師に相談してみるのがおすすめです。
実際にはインフルエンザにかかると測る余裕がないということも十分に考えられます。
その際には他の要因で血圧を上げないように安静にしておきましょう。